かつて「店舗前の街路樹伐採」「除草剤まき」「修理車破損高額請求」など、パワハラや不正が次々に問題となった中古車販売大手ビッグモーター。
しかし現在、“WECARS(ウィーカーズ)”という社名で新たに営業していると話題です。
本記事では、「以前の社長と現在の社長」「営業方法の変化」「店舗数の推移」「街路樹の現状」「社員募集の有無」など、現在のビッグモーターの現状をわかりやすく整理しました。
2024年5月1日、ビッグモーターは伊藤忠商事・伊藤忠エネクス・企業再生ファンドJWPの3社が共同出資する新会社「株式会社WECARS(ウィーカーズ)」へと事業を承継されました。
旧社(株式会社ビッグモーター)は「株式会社BALM(バーム)」に改称され、損害賠償・債務返済に専念する体制へ移行しました。
Wikipediaによると、WECARSは約250店舗、約4,200名の従業員を引き継いでいます。
これは、ビッグモーター時代に最大約300店舗・従業員数6,000名だった状況から若干の縮小ですが、依然として業界有数の規模を維持しています。
外部経営陣による新体制のもと、「お客様第一」「過去との決別」が明確に打ち出されています。ガバナンス強化、人材の刷新、コンプライアンス重視の方針が強調されています。
また、一部報道では「ビッグモーター時代の店舗網や人材は評価できる」として、ハード面は引き継ぎつつ、ソフト面で再スタートするという印象が伝えられています。
不祥事として報じられた「街路樹伐採」「除草剤使用」「修理車破損高額請求」などについて、現時点でWECARSが同様の行為を継続しているという具体的な報道は確認できません。
例えば神奈川県横須賀市の旧ビッグモーター店舗では、看板がすでに「WECARS」に変わっており、営業継続の姿勢が見られる一方、街路樹など環境面での問題については今のところ改善の報告なしという状況です。
2025年現在、WECARSとしての公式採用活動は各種求人サイトで継続しており、新体制下での社員募集が行われていますが、具体的な募集人数や詳細な体制の変化については、公開情報としては限られています。
中古車業界トップを走ってきたビッグモーターの問題は根深く、その跡を引き継いだWECARSの取り組みにはまだ「信頼回復」という課題が色濃く残されます。
今後、店舗環境の改善や顧客対応、社員制度の透明性などに注目が集まるでしょう。