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【最新注意】クリックフィックス詐欺とは?被害の仕組みと対策を図解で徹底解説

インターネットを使っていると突然表示される「クリックしてください」「今すぐ修復が必要です」といった警告画面。

その正体の一つが「クリックフィックス詐欺(Click Fix Scam)」です。

近年、AIやポップアップ広告を悪用した手口が増え、被害に遭う人が後を絶ちません。

本記事では、クリックフィックス詐欺の仕組み・どんなウイルスが関わるのか・具体的な対策・被害防止のポイントを図解付きでわかりやすく解説します。


クリックフィックス詐欺とは?

引用:illustAC

クリックフィックス詐欺とは、偽の警告画面や広告を表示させて「修復」や「更新」と称してソフトのインストールを促し、最終的にお金や個人情報を騙し取る詐欺です。

「PCが危険にさらされています」「今すぐクリックして修復してください」など、不安を煽る文言が特徴です。

▲図1:クリックフィックス詐欺の流れ

  • ① 広告や不正サイトから警告画面が表示
  • ② 「修復」や「更新」をクリックさせる
  • ③ 偽ソフトやウイルスをインストール
  • ④ 個人情報の入力や金銭要求に誘導

つまり「クリックすれば直る」と思わせて、逆に被害に巻き込まれる仕組みなのです。


どんなウイルスが関わるのか?

引用:illustAC

クリックフィックス詐欺では以下のような悪質なプログラムが関わるケースがあります。

  • アドウェア:勝手に広告を表示するソフト
  • マルウェア:パソコンの情報を盗む不正プログラム
  • 偽セキュリティソフト:有料版の購入を迫る詐欺アプリ
  • トロイの木馬型ウイルス:バックドアを作り、外部から侵入可能にする

これらは一見「便利な修復ソフト」や「無料アップデート」に見えるため、注意が必要です。


クリックフィックス詐欺の特徴

引用:いらすとや

代表的な特徴は以下の通りです。

  1. 急に警告音やアラートが鳴る
  2. 「ウイルス感染しています」と表示される
  3. サポート番号に電話するよう誘導される
  4. 画面を閉じようとしても閉じられない
  5. 英語・カタコトの日本語で書かれている

これらが出た場合、ほぼ詐欺と考えて良いでしょう。 特に「Microsoft」や「Apple」など大手企業のロゴを勝手に使って信じ込ませる手口が増えています。


被害に遭わないための対策

クリックフィックス詐欺を防ぐためにできることを整理しました。

① 怪しい広告はクリックしない

「パソコンが危険!」など不安を煽る広告は基本的に無視してください。

本当に危険であれば、公式セキュリティソフトが通知してくれます。

② 正規のサイト・アプリを利用する

ソフトのアップデートは必ず公式サイトから行いましょう。

特に「無料修復ツール」や「簡単に直るアプリ」は危険です。

③ セキュリティソフトを導入する

ウイルスバスター、ノートン、ESETなどの信頼できるセキュリティソフトを利用し、自動更新を有効にしましょう。

④ ポップアップを強制終了する

警告画面が閉じられないときは、ブラウザを「タスクマネージャー」や「強制終了」で閉じてください。

絶対に「OK」「修復」を押さないことが大切です。

⑤ 家族や高齢者への周知

高齢の方ほど被害に遭いやすいため、家族で情報を共有しましょう。

「おかしいな」と思ったら一人で判断せず相談する習慣が有効です。


もし被害に遭ってしまったら?

  • クレジットカード情報を入力した → すぐにカード会社へ連絡して利用停止
  • ソフトをインストールしてしまった → セキュリティソフトで駆除 or 初期化
  • 金銭を支払ってしまった → 消費者センターや警察へ相談

泣き寝入りせず、早めに行動することが被害を最小限にする鍵です。


まとめ:クリックフィックス詐欺に引っかからないために

クリックフィックス詐欺は「不安を煽ってクリックさせる」のが最大の特徴です。 しかし、冷静に無視・終了すれば、基本的に被害を防げます。 日頃から「本当に正規の通知か?」と確認し、家族で情報を共有しておくことが何よりの対策です。

要点まとめ

  • クリックフィックス詐欺は「修復」を装った詐欺
  • 個人情報・金銭を狙う悪質ウイルスと連動
  • 怪しい広告は無視・終了、正規サイトを利用
  • セキュリティソフト導入+家族共有が大切

安心してネットを利用するために、今日から意識してみてください。

nico

こんにちは。 「にこ」と申します。 2人の娘がいるママです。 美容師として お客様から沢山の情報や気になる事を日々調べています。 美容師さんと話すように 皆さんに気になる情報をお届けしたいと思います。