2026年5月、テレビ朝日系「あのちゃんねる」で放送された企画が大きな波紋を呼んでいます。番組内で、あのちゃんが「嫌いな芸能人は鈴木紗理奈」と発言し、それがそのまま放送された結果、鈴木紗理奈さん本人がSNSで反応。テレビ朝日が公式に謝罪する事態にまで発展しました。
2026年5月18日放送の「あのちゃんねる」において、番組スタッフから「ベッキーの次に嫌いな芸能人は誰?」という質問があのちゃんに投げかけられました。これに対し、あのちゃんは「鈴木紗理奈」と回答。この発言が編集でカットされることなくそのまま放送されたのです。
問題の放送から2日後の5月20日、鈴木紗理奈さんが自身のInstagramのストーリーズを更新し、「私が出てもない番組で嫌いな芸能人の名前は?という質問で普通に鈴木紗理奈、とあるタレントさんに私の名前出されてた」と投稿。この投稿が瞬く間に拡散され、「さすがに可哀想」「番組の倫理観を問うべき」という同情の声が上がりました。
テレビ朝日は5月23日に公式の謝罪声明を発表。「鈴木紗理奈様に大変不快な思いをさせてしまい」と謝罪し、「番組制作スタッフの配慮が足りず」「番組の不適切な質問および企画上の意図的な演出により、あの様並びに出演者様に不本意な発言を誘導し、かつその発言の精査が不十分なまま放送してしまいました」と説明しています。
今回の謝罪文では「意図的な演出」という言葉が使われています。番組スタッフが視聴率やSNSでの話題性を狙って意図的に過激な発言を引き出そうとしたことを示唆しており、業界内部からも疑問視する声が上がっています。
不特定多数に向けて放送されるテレビ番組で、実在する特定の人物を「嫌い」と名指しすることは、その人物の名誉・プライバシーに関わる問題です。場合によっては名誉棄損に問われる可能性すらあります。
謝罪文からはスタッフ側が「発言を誘導した」ことが認められています。タレントが悪意なく答えた発言が編集によってそのまま使われ、後から批判を受けるという構造は、芸能人としての立場の弱さを示しているともいえます。
テレビ朝日が謝罪に至ったことは、一定の責任ある対応といえますが、同様の問題が繰り返されないよう、業界全体での意識改革が求められています。視聴者側も、テレビコンテンツを楽しみながらも批判的な視点を持ち続けることが大切です。