YouTubeで突然流れてくる広告。
「節約オタクふゆこ」さんが登場し、信頼感あるトーンで「もりどんこです」と名乗り、LINEに誘導してくる…。
それ、本当に本人でしょうか?
本記事では、AI技術を悪用した詐欺広告の実態と対策を、「節約オタクふゆこ」「もりどんこ」「詐欺」というキーワードを軸に、徹底解説します。
最後までごゆっくりご覧ください。
YouTubeで急増するAI詐欺広告とは?

最近急増しているのが、AIによって本物そっくりに作られた詐欺広告。
声、顔の動き、表情まで本人そっくりに模倣し、LINEへ誘導し、投資や副業に勧誘してきます。
なぜ「節約オタクふゆこ」さんが標的に?

- 信頼感のある発信者でファン層も多い
- 主婦・家計層にリーチしやすい
- 本人動画が多く、AI合成素材が作りやすい
詐欺グループにとって、信頼性がある人ほど“なりすまし”効果が高いのです。
なぜ「どんこ」と名乗るのか?

「ふゆこ」と表示されているのに、あえて「もりどんこ」と名乗るのは不自然です。
しかし、これは詐欺グループの戦略です。
- あえて微妙に名前を変えて「本人ではない」と言い逃れる
- 自動審査を通りやすくするグレー手法
- 誤認を誘い、疑念を抱かせにくくする
AIで作られた偽動画は誰でも出せる?

現代では、ディープフェイクやAI音声合成技術の進化により、動画編集知識ゼロでも本物そっくりな動画を生成可能です。
しかも、YouTube広告の出稿ハードルは低く、資金さえあれば誰でも広告を配信できます。
詐欺業者も使い捨てのアカウントで次々と広告を流しています。
YouTubeの審査はザル?
多くの人が疑問に思う点です。なぜ詐欺広告がYouTubeで放置されているのか?
- AI判定ではなりすましを検出しきれない
- 偽広告はすぐに削除されても次々に復活
- 被害者や本人の通報がないと削除されにくい
つまり、YouTube運営も完全には防げていないのが実情です。
騙されないための6つの対策

以下の対策を講じて、自分や家族を守りましょう。
- 矛盾に注目:「ふゆこ」と書いてあるのに「どんこ」と名乗るなど、不自然さを見抜く
- LINE登録しない:広告経由でのLINE誘導には絶対に乗らない
- 甘い話に注意:「1日5分で月30万」など非現実的な話は疑う
- 不審広告は通報:右上の「i」または「︙」から広告を報告・非表示に
- 本人の発信を確認:本物のふゆこさんのYouTubeやX(旧Twitter)などで注意喚起がないかチェック
- 家族や周囲にも共有:特に高齢者やネットに不慣れな人へ注意喚起を
万が一被害にあったら?

LINE登録してしまった場合や、お金を渡してしまった場合には以下の対応を。
- LINEをブロック・削除
- 金銭被害がある場合は警察に被害届
- 消費生活センター(188)への相談も有効
- YouTubeやGoogle広告への通報フォームから報告
まとめ:AI詐欺動画に騙されないために
節約オタクふゆこさんになりすました「もりどんこ」詐欺広告は、極めて悪質なAI詐欺の一例です。
今後も技術の進化とともに、こうした広告は増加すると見られます。
常に「疑う力」を持ち、判断力を磨くことが自衛に繋がります。
本記事が役に立ったと思った方は、SNSでの共有やご家族への注意喚起にぜひご活用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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