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警視庁捜査一課を騙る特殊詐欺が激増中!手口・対策・電話が来たときの正しい対応まとめ

目次

1. 警視庁捜査一課を名乗る詐欺とは?

近年、「警視庁捜査一課(または警察)」を名乗る犯罪者による特殊詐欺が急増しています。

電話越しに「あなたの口座が犯罪に使われている」「あなたも資金洗浄の容疑がある」といった内容を伝え、不安を煽って金銭を振り込ませる手口が報告されており、社会問題になっています。

特に 発信者番号の偽装(スプーフィング) を駆使して、警察の実際の代表電話番号が表示されるケースがあるため、受け手として本物の警察からの電話と信じ込んでしまう人が多いのが特徴です。 トビラシステムズ+2日テレNEWS+2

この記事では、どのような手口で詐欺が行われているのか、被害に遭わないためにはどうすればよいか、電話が来てしまったときにどう対応すべきかを具体的に解説します。

先日、警視庁捜査一課を名乗る電話があり、かなり驚きました。
しかし対策を知っていたので、被害に遭わずに済みました。
ぜひ参考にしてください。


2. なぜ“警視庁捜査一課”を装う詐欺が増えているのか

  • 信頼の権威性を悪用:警視庁や警察は、一般の人にとって信頼性の高い公的機関です。犯罪捜査や逮捕といった“正当な理由”を装われると、被害者は疑いにくくなります。
  • 技術の進化:発信者番号を偽装する技術(スプーフィング)が出回っており、電話画面に警察署の実在番号が表示されるケースが増えています。 トビラシステムズ+1
  • 巧妙な演出:自動音声、ビデオ通話、偽の逮捕状や警察手帳などを見せて信じ込ませる演出が使われ、単純な脅し電話ではなく“リアルな捜査”を演じさせる手口が高度化しています。 警察庁+1
  • 幅広いターゲット層:被害は高齢者だけでなく、若年層や働き盛りの層にも及んでおり、資金振り込みを促す手口の幅が広がっています。 トビラシステムズ+2MONEY PLUS | くらしの経済メディア+2

3. 具体的な詐欺の手口:どのように騙してくるのか

ここでは、典型的な手口を段階ごとに詳しく解説します。

① 発信者番号スプーフィング(なりすまし)

  • 詐欺グループは、 IP電話や国際電話 を使って、発信者番号を偽装(スプーフィング)します。 トビラシステムズ+1
  • 具体的には、警察署の代表番号(下4桁が「0110」など)や、警視庁の番号をそのまま表示させるケースがあります。 朝日新聞+1
  • たとえば、ある報告では 新宿警察署の番号と完全一致させて電話をかけてくる例があると指摘されています。 トビラシステムズ

② 自動音声ダイヤル(録音メッセージ)から始まる誘い

  • 最初に 自動音声ガイダンス を流し、「すぐ対応しないと重大事になる」と不安を煽るケースがあります。 文京区公式ウェブサイト+1
  • 「1番を押してください」などと誘導し、そこから詐欺グループの担当者との通話に発展させる戦略です。 警察庁+1

③ SNS/ビデオ通話への誘導

  • 通常の電話からさらに SNSメッセージアプリ、ビデオ通話アプリ(LINE、Zoom など)に誘導されるパターンがあります。 警察庁
  • ビデオ通話では「警察手帳」や「逮捕状」を見せられ、その信憑性を高めて被害者の信用を得ようとします。 トビラシステムズ

④ 偽の逮捕状・警察手帳を提示して脅す

  • 詐欺側はビデオ通話で 偽の逮捕状や警察手帳 を提示し、被害者に「あなたは逮捕対象だ」「資産を凍結します」と強く脅します。 警察庁+1
  • このとき、被害者の名字・氏名が入っている “逮捕状風の文書” を見せるケースもあり、信じ込ませやすくしています。 日テレNEWS

⑤ 「資金保護」「口座調査」を名目に金銭を振り込ませる

  • 警察を名乗る詐欺師は、「あなたの口座が犯罪に使われているので、一時的に資産を“保護”せねばならない」と主張することがあります。 警察庁
  • 銀行振込やインターネットバンキング、場合によっては仮想通貨(暗号資産)への振込を要求されることもあると報告があります。 文京区公式ウェブサイト+1
  • 「口座を調査する」「証拠を確保する」という名目で被害者を安心させつつ、実際には資金を奪う仕掛けです。

4. 実際の被害の実例と統計データ

  • MONEY PLUS の報告によれば、36歳男性が実際に「あなたの口座が犯罪に使われています」と言われ、警察を装った詐欺グループに騙されて被害を受けたとされています。 MONEY PLUS | くらしの経済メディア
  • 特殊詐欺全体における “警察官・検察官をかたる” 詐欺の被害額は非常に大きく、2025年上半期には 全被害額の約65.2% を占めるという報道もあります。 MONEY PLUS | くらしの経済メディア+1
  • また、トビラシステムズによる調査では、スプーフィングによって警察署実在番号が表示される詐欺が 1日あたり200件超 という日もあったと報告されています。 トビラシステムズ
  • 元警視庁刑事の証言によると、彼自身にも「捜査協力をお願いしたい」などの詐欺電話が来たとのことで、非常に巧妙な手口であることが裏付けられています。 日テレNEWS

5. 詐欺に遭わないための日常対策

被害に遭わないためには、日常的な備え・意識が重要です。

  • 非通知拒否・着信制限を活用
    スマホや固定電話で「非通知からの着信を拒否」「知らない番号は留守番電話に回す」設定を活用しましょう。 生活文化情報館
  • 警察署・警視庁の正しい電話番号を把握
    自分の住んでいる地域の警察署や、警視庁相談窓口(たとえば #9110 など)をあらかじめ知っておき、緊急時・確認時にすぐ調べられるようにしておく。 生活文化情報館
  • 身内と連絡を取り合う
    高齢の家族がいる場合は、家族で詐欺の手口を共有して、「警察から電話がきたらすぐに相談する」ことを習慣にする。
  • 情報リテラシーを高める
    警視庁など公的機関の公式サイトで “スマホ防犯教室” や詐欺対策情報をチェックする。 警視庁
  • スプーフィング対策サービスの活用
    一部のセキュリティサービスではスプーフィングされた不審着信を検知・ブロックできるものがあります。トビラシステムズなどが警鐘を発している手段です。 トビラシステムズ

6. 電話がかかってきたときの対策・対応方法

警察を名乗る電話が来たときに取るべき「正しい行動」を段階ごとに説明します。

  1. まず落ち着く
    不安を煽る言葉(「逮捕」「資産凍結」など)が出てきても、焦って即決しない。冷静に対応を考える余裕を持ちましょう。
  2. 相手に詳細を確認する
    • 電話の相手に「所属(○○署)」「担当部署」「氏名」「内線番号(または直通番号)」を具体的に尋ねる。
    • その場で “メモを取る” またはスマホで録音の許可を取る。「失礼だが、録音させてもらっていいですか?」と聞いてみるのも有効。
  3. 折り返しを検討
    • 一旦「かけ直す」と伝えて電話を切る。
    • かけ直す場合は、表示された番号にはかけず、自分で警察署の正規番号を調べてから電話をかけ直す。これはスプーフィング対策になります。 日テレNEWS+1
    • もしビデオ通話を誘われたら、「警察がビデオ通話で取り調べを行うことはない」を基本線として断る。 警察庁+1
  4. 最寄りの警察署などに相談
    • 実際に話を聞いた警察官が本物か不明な場合、折り返し後に 最寄り警察署 に事情を説明して確認。
    • 警察相談ダイヤル #9110 を利用して相談する。 生活文化情報館
  5. 通話内容は記録・保存
    • 通話の録音、通話した相手の情報(名前・所属など)を記録。
    • メールやSMSでやり取りがあればスクリーンショットを保存。
  6. 第三者(家族・弁護士・警察)に相談
    • 不審に感じたら、一人で判断せず家族や専門家に相談。
    • 必要なら警察へ被害未遂として報告を。

私はたまたま出先で、番号を確認せず出てしまいました。普段は知らない番号には出ないのですが、やはり焦りました。


7. 万が一お金を振り込んでしまったら:被害後の手続き

  • すぐに 金融機関に連絡
    銀行やネット銀行、あるいは暗号資産取引所に振り込み先や状況を伝えて、被害復旧の相談を行う。
  • 警察への被害届提出
    最寄りの警察署に被害を届け出。「警察官をかたる詐欺」として記録してもらう。
  • 消費者ホットラインなどに相談
    消費生活センターなど、消費者被害を扱う公的相談窓口に連絡を取り、サポートを得る。
  • 記録を整理し保管
    通話録音、メッセージ履歴、振り込み明細、相手の名義・口座情報などをまとめて保存し、後の捜査や相談に備える。

8. まとめ:警察を装う詐欺への最強の備え

  • 警察を名乗る詐欺は、「スプーフィング」「自動音声」「ビデオ通話」「偽書類提示」など、非常に巧妙化しており、見破るのが難しくなっています。
  • だからこそ 日頃から心構え を持ち、非通知拒否設定・正しい警察番号の把握・折り返し確認などの対策が重要です。
  • 電話が来た際には「所属・名前・内線番号」をきちんと確認し、一度電話を切ってから自分で警察にかけ直す勇気を持ちましょう。
  • 万が一被害が起きてしまったら、速やかに金融機関や警察、消費者相談窓口に連絡し、記録を残しておくことが被害回復の鍵となります。
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この記事を書いた人

こんにちは。
「にこ」と申します。
2人の娘がいるママです。
美容師として
お客様から沢山の情報や気になる事を日々調べています。
美容師さんと話すように
皆さんに気になる情報をお届けしたいと思います。

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