2025年7月、自転車の交通違反に対して「反則金(罰金)」制度が導入されることが決まりました。
「もう気軽に自転車に乗れない」「罰則が重すぎる」とSNSでも大きな話題になっています。
この記事では、具体的な違反内容、反則金の金額、対象年齢、支払わなかった場合のペナルティまで、プロの視点でわかりやすく解説します。
自転車も“車両”として取り締まり対象に!なぜ罰則が厳しくなったの?

自転車は「軽車両」として、もともと道路交通法の適用対象でしたが、取り締まりは緩く「指導・警告」で済むケースがほとんどでした。
しかし、ここ数年で自転車による重大事故が急増。
特に「信号無視」「スマホ運転」などが命に関わる事故を引き起こす例も多く、政府は2025年7月から反則金制度を導入すると発表しました。
【一覧表】自転車の交通違反と反則金の金額

違反内容 | 反則金 |
---|---|
信号無視 | 6,000円 |
一時不停止(止まれ違反) | 5,000円 |
逆走(車道の右側通行) | 5,000円 |
スマホ運転・ながら運転 | 6,000円 |
遮断踏切への進入 | 7,000円 |
歩行者妨害(歩道でのベル・無理な追い越し) | 5,000円 |
飲酒運転 | 即時検挙+刑事罰 |
罰則対象年齢は何歳から?子どもも反則金を払うの?
今回の制度では、16歳以上が罰則対象となります。
16歳未満は「指導・警告」や保護者への通告に留まることが多いですが、事故を起こした場合は民事責任(損害賠償)が発生するケースもあるため、親子でルールを学ぶことが重要です。
反則金を払わなかったらどうなる?罰金・前科がつく可能性も
反則金は「行政処分」のため、支払えば刑事罰にはなりません。
しかし無視し続けると正式な「交通裁判」に移行し、刑事罰(罰金刑)+前科がつくリスクがあります。
反則金を支払うことで「その違反に対しての責任を行政的に処理した」とみなされ、前科が残りません。
逆に無視して裁判になると、履歴に残る刑事罰扱いになるため注意が必要です。
「軽い気持ち」で違反すると重いペナルティに

たとえば、以下のような行為も全て違反となります。
- イヤホンをしたままの運転
- 夜間の無灯火
- 2人乗り
- 傘差し運転
これらはすべて指導対象であり、今後は複数回の違反で罰金対象になる可能性が高まっています。
罰則強化の背景には「自転車=車両」の意識が求められている
自転車は誰でも乗れる手軽な乗り物ですが、「車道の左側通行」「信号遵守」など基本ルールは原付や車と同じです。
罰則が厳しくなることは一見不便に見えますが、安全を守るための重要なステップともいえます。
自転車保険加入も義務化が進行中!今後は“必須”になる?
多くの自治体ではすでに自転車保険の加入が義務化されており、事故による損害賠償額が高額になるケースも。
月額数百円で入れる保険もあるため、事故に備えて加入しておくと安心です。
まとめ|気軽に乗るなら「ルールを守る」が前提に
自転車に対する罰則が厳しくなるのは「安全意識」を求められている証拠です。
逆に言えば、しっかりルールを守っていれば、これまで通り気軽に使える便利な移動手段です。
これからの時代、自転車も「責任ある運転」が必要不可欠。
ぜひこの記事をきっかけに、ご自身の運転マナーを見直してみてください。
\家族で交通ルールを見直そう/
お子様と一緒に、自転車の乗り方を確認してみましょう。
各都道府県警の交通安全サイトも活用できます。

我が家も子供達としっかりと安全意識を高めていきたいと思います。
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